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月別アーカイブ: 2025年2月

カド建のよもやま話~塗料の違いとその特徴~

皆さんこんにちは!

カド建株式会社、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~塗料の違いとその特徴~

ということで、今回は、

主要な塗料の違いと特徴を詳しく解説し、どの塗料が最適かを考えていきます♪

建物の美観を保ち、劣化を防ぐために欠かせない「塗装」。しかし、塗料にはさまざまな種類があり、それぞれ特徴や耐久性、コストが異なります。


1. アクリル塗料|低コストだが耐久性が短い

アクリル塗料は、かつて一般住宅でもよく使われていた塗料で、価格の安さが魅力です。しかし、紫外線や雨風に弱く、劣化が早いため、現在ではあまり使われなくなっています。ただし、短期間の使用を目的とした塗装や、屋内の壁などには適しています。

特徴

  • 価格が最も安い
  • 発色が良く、美しい仕上がり
  • 耐久年数は5〜7年と短め
  • 紫外線や雨に弱く、劣化が早い

おすすめの使用場所

  • 室内の壁や天井
  • 一時的な塗り替えが必要な場所

2. ウレタン塗料|柔軟性があり、小規模な塗装に適している

ウレタン塗料は、適度な耐久性と柔軟性を持ち、施工しやすいのが特徴です。シリコン塗料よりは耐久性が劣りますが、木部や鉄部の塗装に適しており、住宅の細かい部分にもよく使われます。

特徴

  • 柔軟性があり、ひび割れしにくい
  • 密着性が高く、木部や鉄部にも適用可能
  • 耐久年数は7〜10年程度
  • 紫外線にはやや弱い

おすすめの使用場所

  • 室内や屋根の木部・鉄部
  • 手すりや雨どいなどの付帯部分

3. シリコン塗料|コストと性能のバランスが良い

シリコン塗料は、現在最も普及している塗料の一つで、耐久性・防汚性・コストのバランスが良いのが特徴です。外壁や屋根にも広く使用されており、多くの住宅や商業施設で採用されています。

特徴

  • 耐久性が高く、10〜15年持続
  • 防汚性があり、雨で汚れが流れるセルフクリーニング効果
  • 価格が比較的手頃で、コストパフォーマンスが良い
  • フッ素塗料ほどの耐久性はない

おすすめの使用場所

  • 戸建住宅の外壁・屋根
  • 中規模の商業施設やマンション

4. ラジカル塗料|塗膜の劣化を防ぎ、長持ちする新技術

ラジカル塗料は、近年登場した比較的新しい塗料で、紫外線や雨による劣化の原因「ラジカル」を抑制する技術が採用されています。シリコン塗料と同等以上の耐久性を持ちつつ、フッ素塗料より安価な点が魅力です。

特徴

  • 紫外線や雨による劣化を抑える「ラジカル制御技術」搭載
  • 耐久年数は13〜15年程度と長め
  • シリコン塗料より耐候性が高く、フッ素塗料より安い
  • 製品によって性能にバラつきがあるため、選定が重要

おすすめの使用場所

  • 長期的にメンテナンスコストを抑えたい住宅の外壁
  • フッ素塗料ほどのコストをかけたくない場合

5. フッ素塗料|高耐久でメンテナンスコストを抑えられる

フッ素塗料は、非常に耐久性が高く、長期間塗り替えが不要な高性能塗料です。高層ビルや橋梁などにも使用されており、住宅にも取り入れることでメンテナンス回数を減らすことができます。

特徴

  • 耐久年数が15〜20年と非常に長い
  • 紫外線や雨風に強く、色あせしにくい
  • 汚れが付きにくく、美観を長期間維持
  • 価格が高く、施工費用もかかる

おすすめの使用場所

  • 高層ビルや商業施設
  • 住宅の外壁・屋根でメンテナンス頻度を減らしたい場合

6. 無機塗料|最高クラスの耐久性を誇る高性能塗料

無機塗料は、ガラスやセラミックなどの無機成分を含む塗料で、耐久性・防汚性が最高レベルです。ほぼ劣化しないため、最も長持ちする塗料として知られています。

特徴

  • 耐久年数は20〜30年と最長クラス
  • 紫外線や雨風に非常に強く、劣化しにくい
  • 汚れが付着しにくく、美観を長期間保持
  • 価格が非常に高く、初期費用がかかる

おすすめの使用場所

  • 住宅やビルの外壁・屋根
  • 長期間メンテナンス不要な高級住宅

塗料選びのポイント

塗料を選ぶ際には、以下のポイントを考慮することが重要です。

  1. 予算:初期費用だけでなく、長期的なメンテナンスコストも考慮する。
  2. 耐久性:塗り替え頻度を減らしたい場合は、耐久性の高い塗料を選ぶ。
  3. 建物の用途:住宅か商業施設か、環境条件によって適した塗料が異なる。
  4. 美観:色あせや汚れに強い塗料を選ぶことで、長期間きれいな状態を維持できる。

それぞれの塗料にはメリット・デメリットがあるため、用途や予算に合わせて最適なものを選びましょう。

 

 

 

お問い合わせはこちら↓

カド建株式会社 

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カド建のよもやま話~鉄則~

皆さんこんにちは!

カド建株式会社、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~鉄則~

ということで、今回は、

塗装業界で成功するために欠かせない「鉄則」を深掘りし、職人としての心得、施工のポイント、経営の視点までを詳しく解説します♪

 

塗装業は、建築・自動車・工業製品など、多岐にわたる分野で重要な役割を果たしています。単なる「色を塗る仕事」ではなく、塗膜による防水・防錆・耐久性向上といった機能を担い、建物や製品を長持ちさせる専門技術が求められます。

しかし、塗装業界には競争が激しいという現実もあります。高品質な施工、適切な価格設定、顧客満足度の向上ができなければ、長期的に成功するのは難しいでしょう。


1. 塗装業の基本鉄則:「下地が命」

1-1. 下地処理の徹底が塗装の寿命を決める

塗装の品質は、**「下地処理で8割決まる」**と言われるほど、下地の状態が重要です。どれだけ高品質な塗料を使っても、下地が適切に処理されていなければ、すぐに剥がれたり、ひび割れたりします。

高圧洗浄・ケレン作業(研磨)を丁寧に行う
古い塗膜や汚れ、サビを徹底的に除去する
下地に合わせた適切なプライマー(下塗り材)を使用する

特に、鉄部の塗装ではサビ取りを怠ると、すぐに再発してしまうため、**電動工具を使ったサビ落とし(ディスクサンダー・ワイヤーブラシなど)**が必須です。

1-2. 「三度塗り」が基本(下塗り・中塗り・上塗り)

一般的な建築塗装では、三度塗りが基本です。

1️⃣ 下塗り(プライマー・シーラー・フィラー):密着性を高める
2️⃣ 中塗り(仕上げ塗装の1回目):塗膜の厚みを確保
3️⃣ 上塗り(仕上げ塗装の2回目):色ムラをなくし、耐久性を向上

「一度塗ればいい」という考えは絶対にNG。手を抜けば、すぐに塗装が剥がれ、クレームにつながります。


2. 品質管理の鉄則:「環境と塗料の適正管理」

2-1. 塗装環境を整える

塗装は気温・湿度・風の影響を大きく受けるため、環境に応じた対策が必要です。

気温5℃以下・湿度85%以上では塗装しない(乾燥不良の原因)
強風時は飛散防止ネットを使用(近隣への迷惑防止)
直射日光を避け、早朝・夕方の涼しい時間帯に施工(塗料の乾燥を均一にする)

2-2. 塗料の管理を徹底

塗料の品質を保つために、適切な管理を徹底することが大切です。

塗料は適正な希釈率で使用する(シンナー・水の分量を守る)
開封した塗料は密閉保存し、使い切る
メーカーの推奨施工条件を厳守する

希釈率を間違えると、塗膜が薄くなり、剥がれやすくなるので注意が必要です。


3. 施工技術の鉄則:「ムラなく、美しく」

3-1. 均一な塗膜を作るための技術

塗装の仕上がりを左右するのが、「均一な塗膜を作る技術」です。

ローラー・刷毛の使い分け:広い面はローラー、細かい部分は刷毛
一定のスピードで塗る:ゆっくりすぎるとムラになりやすい
重ね塗りの方向を変える:一回目と二回目で塗る向きを変えるとムラが減る

3-2. 「塗りすぎ」も「塗り足りない」もNG

  • 塗りすぎると「タレ」が発生(見た目が悪くなる)
  • 塗り足りないと「隠ぺい力不足」(色ムラや耐久性低下の原因)

職人の経験と技術が問われるポイントです。


4. 信頼を得る鉄則:「丁寧な接客とアフターケア」

4-1. 現場でのマナー

塗装業は「腕が良ければOK」ではなく、お客様や近隣住民への配慮も重要です。

挨拶・礼儀を大切にする(「お世話になります」「本日もよろしくお願いします」)
現場を整理整頓し、養生を丁寧に行う(塗料の飛散防止)
作業前後の説明をしっかり行う(「今日はここまで仕上げます」など)

信頼関係を築くことで、リピートや紹介につながるため、接客の意識を持つことが成功の鍵となります。

4-2. アフターサービスの重要性

施工後の点検・フォローを行う
万が一のクレーム対応は迅速に行う
定期的なメンテナンス提案をする(塗り替えの目安を伝える)

「塗ったら終わり」ではなく、長期的な関係を築くことが、優良業者の鉄則です。


5. 経営の鉄則:「適正価格と利益確保」

5-1. 適正価格を設定する

相場より安すぎる見積もりは危険(手抜き工事の原因になる)
必要な工程を省かず、品質に見合った価格を提示
お客様に「なぜこの価格なのか」を納得してもらう説明をする

安さだけを追求すると、手間を省いたり、粗悪な塗料を使うことになり、結局クレームにつながるので注意が必要です。

5-2. 職人の育成とチームワーク

職人を大切にし、働きやすい環境を作る
技術を次世代に伝える(若手の育成)
チームワークを重視し、施工品質を統一する

良い職人がいなければ、良い塗装はできません。職人同士の信頼関係も大切にしましょう。


6. まとめ

塗装業界で成功するためには、技術・品質・信頼・経営のすべてをバランスよく守ることが鉄則です。

「下地処理」を徹底し、塗膜の耐久性を高める
塗料の管理と環境を考慮し、高品質な施工を行う
お客様と信頼関係を築き、丁寧な接客とアフターケアを重視する
適正価格を維持し、長期的に利益を確保する

これらの鉄則を守ることで、高品質な施工を提供し、長く愛される塗装業者を目指しましょう。

 

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