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カド建のよもやま話~カラー~

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さて今回は

~カラー~

ということで、今回は、住宅や建物の印象を決定づける「色(カラー)」について、塗装業における人気の色とその理由、効果、選ばれる背景を深く掘り下げてご紹介します。

 

外壁や屋根の色は、単なる見た目だけではなく、気候への対応、汚れへの強さ、心理的な影響まで与える重要な要素。塗装業界では、時代やライフスタイルの変化に応じて、“選ばれる色”が進化しています。


住宅や建物の塗装において、「色」は単なる見た目だけでなく、建物の印象、快適性、資産価値を左右する非常に重要な要素です。塗装業において、カラー選定は技術力と同じくらい大切なプロセスとなっています。

近年は住宅のデザイン性が高まる中で、外壁や屋根に使用される色にも明確な傾向と理由があり、人気のあるカラーにはそれぞれ特徴と意味が存在します。塗装業における人気カラーとその特性を、心理的、機能的、そしてデザイン的な視点から深く解説します。


なぜ色選びが重要なのか

建物にとって色とは「第一印象を決定づける要素」であり、同時に居住者に与える心理的影響も大きいです。また、外壁や屋根の塗料は、紫外線・雨風・熱・排気ガスといった外的環境から建物を守る「皮膚」のような役割も担っており、色によって耐候性や遮熱性にも差が出ることがあります。

機能性、耐久性、デザイン性、地域性、周囲との調和といった多くの視点から色を選定する必要があるため、塗装業者にはカラーコーディネートの知識と経験が求められます。


人気カラーとその特徴

1. ベージュ・アイボリー系

柔らかく、あたたかみがあり、誰にでも好まれやすいベーシックカラー。近隣の住宅と調和しやすく、飽きがこないため長年支持されています。

特徴:

  • 太陽光を反射しやすく、遮熱性が高い

  • 経年による色あせや汚れが目立ちにくい

  • 安定感・安心感のある印象を与える

多くの住宅街で違和感なくなじむため、特にファミリー層の戸建て住宅においては定番の選択肢となっています。


2. グレー・ライトグレー系

モダンで落ち着いた印象を持つ色合い。近年、都市部のデザイナーズ住宅や新築マンションでも多く採用されており、トレンドカラーとして注目を集めています。

特徴:

  • 汚れや雨だれが目立ちにくい

  • 他の色との組み合わせがしやすく、ツートーンにも適している

  • クールでスタイリッシュな外観を演出できる

グレーは、シンプルながら個性を出しやすく、外壁以外にも門扉やフェンスとの相性も良好です。


3. ブラウン・モカ系

自然素材や木造建築との相性が良く、和モダンやナチュラルスタイルの住宅で人気の高い色です。

特徴:

  • 温かみと落ち着きのある印象

  • 土や木と同系色で、自然環境との調和が取れる

  • 経年劣化による色の変化が緩やかで美観を維持しやすい

屋根がダークブラウン、外壁がモカやベージュという組み合わせは非常に人気があります。


4. ネイビー・ダークブルー系

個性を演出しつつも落ち着いた雰囲気を保てる色として、特に若年層の住宅購入者の間で人気が高まっています。

特徴:

  • 重厚感と知的さを感じさせるカラー

  • 白やグレーとのコントラストが美しく映える

  • 汚れに強く、長期間美観を維持できる

デザイン性を重視する施主には、ネイビーとウッド調のアクセントとの組み合わせが好まれています。


5. ブラック・チャコールグレー系

力強く、モダンで高級感を感じさせる印象がある色。近年では外観に重厚感を求める人からの支持が高まっています。

特徴:

  • 存在感があり、他の色との組み合わせでアクセントになる

  • 熱を吸収しやすいため遮熱塗料との併用が推奨される

  • 汚れや雨筋が目立ちやすいため、塗膜性能に注意が必要

スタイリッシュさを演出できる反面、日差しが強い地域では温度上昇に注意が必要です。


色選びの際の注意点

人気カラーでも、環境や住宅のデザインによっては合わないこともあります。色選びで後悔しないためには、以下のような点に注意しましょう。

  1. サンプルは屋外光の下で確認する  日中と夜間、室内と屋外では色の見え方が大きく異なります。

  2. 近隣住宅との調和を意識する  自宅だけが極端に目立ってしまうと、周囲との違和感が生まれる可能性があります。

  3. 塗料の耐候性・遮熱性も考慮する  色だけでなく、機能性や耐久性も長期的な視点で選ぶ必要があります。

  4. 色の組み合わせに配慮する  屋根・外壁・サッシ・玄関ドアとのトータルコーディネートを意識しましょう。


おわりに

住宅の塗装は、およそ10年から15年に一度の大切な機会です。だからこそ、色選びは単に「好きな色」ではなく、**その家に住む人の暮らしや街並みとの調和、長期間にわたるメンテナンス性を見据えた“未来を描く選択”**であるべきです。

塗装業者としては、こうした色の持つ意味や影響を理解し、施主にとって最適な一色を提案できるような知識と経験が求められます。

美しさと機能性を兼ね備えた塗装こそが、本当の意味での“住宅価値の向上”につながるのです。

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カド建株式会社 

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