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日別アーカイブ: 2025年5月15日

カド建のよもやま話~ヒアリング~

皆さんこんにちは! カド建株式会社、更新担当の中西です。

イベント盛り沢山なこの季節、いかがお過ごしでしょうか?

 

さて今回は

~ヒアリング~

ということで、塗装業者にとってのヒアリングの重要性と、実践的な進め方について深く解説します。

 

外壁や屋根の塗装工事は、見た目の美しさを回復するだけでなく、住まいを守り資産価値を保つための重要な工事です。しかし、塗料の種類、色、施工方法などが多岐にわたるため、お客様の要望をしっかりと聞き取るヒアリングが工事成功のカギを握ります。


1. なぜヒアリングが重要なのか?

① 要望と提案のズレを防ぐ

  • お客様が求めるのは「ただの塗り替え」ではなく、「悩みの解消」や「理想の外観の実現」

  • ヒアリングが不十分だと、仕上がりに不満が出やすい

② 塗料選びの判断材料となる

  • 耐久性重視か、コスト重視か、色味・艶感の好みなど

  • お客様の生活スタイルやご予算に応じて最適な塗料提案が可能になる

③ トラブル・クレームの防止

  • 色味の相違、施工範囲の誤解、工程スケジュールなどの「言った・言わない」問題を防止

  • 事前合意がしっかりしていれば、信頼性もアップ


2. ヒアリングで確認すべき項目

確認項目 具体的な質問例
現在の悩み 「汚れが目立ってきましたか?」「チョーキングは気になりますか?」
希望の色・仕上がり 「明るい感じ?落ち着いた雰囲気?」「光沢は欲しいですか?」
塗料のグレード 「10年以上持たせたい?コストを抑えたい?」
工事時期 「いつ頃の施工を希望されますか?」
近隣対応への要望 「ご近所への配慮はどうしましょうか?」

3. ヒアリングの実践ポイント

① 現場調査と同時に行う

  • 実際の劣化状況を確認しながら話すと、説得力があり信頼感が増す

② 視覚資料を活用

  • 色見本、塗料の施工事例、パース図を見せながら要望を引き出す

  • 「言葉のイメージのズレ」を防ぐのに有効

③ お客様の生活背景も理解する

  • 共働き家庭、高齢者世帯、ペットの有無などにより、工事中の配慮点が変わる

④ 打ち合わせ内容を記録・共有

  • 「打ち合わせシート」にまとめて、お客様と内容を確認・合意するステップを忘れずに


4. ヒアリング不足が招くリスク

  • 「色が思っていたより濃かった」「こんなに光沢があるとは…」など完成後の不満

  • 塗料グレードが合っておらず、数年で劣化が進む

  • 近隣トラブル(足場音・塗料臭)への配慮不足によるクレーム発生


5. ヒアリングを活かした信頼提案術

  • お客様の言葉をプロの言葉に翻訳して提案

    • 例:「明るくしたい」→耐候性の高い明るめの淡色+艶控えめ塗料を選定

  • 「なぜその塗料を選ぶのか?」を明確な根拠をもって説明


塗装工事におけるヒアリングは、顧客満足とトラブル回避の基礎です。
丁寧な聞き取りこそが、プロとしての誠実さを伝える最大の武器となります。
「ただ塗る」だけでなく、「理想を形にする」ためのヒアリングを、ぜひ大切にしてください。

 

 

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カド建株式会社 

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